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2006年10月24日 (火)

台湾迷走行・右往左往編2

空港内循環バスにて中正航空科学館へ。空港からの所要時間約5分。
第2ターミナルとかから歩いてこれるんじゃなかろうか、なんて話をするものの、どうも歩道は無い模様。台湾の交通マナーは正直かなりひどいんで、車道歩くと99%の確率ではねられそう。
循環バスは第1ターミナルと第2ターミナルをぐるぐるまわるタイプと、それに中正航空科学館を寄り道するタイプの二通りがあり、航空科学館に寄るタイプは1時間に1本あるだけ。
航空科学館に寄るバスは、第1→第2→航空科学館→第2→第1、という運行順序ですから、第1から乗って第2で降りないのは航空科学館に行こうとする人だ、とわかる訳ですが、中秋節でお休みだからなのか子供連れなどもおりましてそこそこの人数が航空科学館で降りました。

航空科学館は展望棟と展示棟にわかれておりまして、その周囲の庭園に飛行機が地上展示されております。
入場料は一般30元。展示棟入り口で入場券を売っておりまして、展望塔に入るにもこの入場券が必要とのこと。地上展示のある庭園は入場券が無くとも入れるようです。

まずは、展示棟へ。
入り口ホールには『中正』の名の通り、蒋介石像が鎮座しております(『中正』は蒋介石の名だそうです。介石は字だそうで)。
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その上空にはなにやら複葉機がどーんと吊されております。羽根のとこに伏せてるおっさんは何をしているのやら、とか思いつつ(ライトフライヤーの復元模型だったらしい)、順路に従って歩いていきますと、1階はおおむね台湾航空史が民間軍事取り混ぜて展示されているようです。
チャイナエアのスチュワーデス立て看板があったり、
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J79があったり、
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第二次大戦時の制服、航空服を着たマネキンがあったり、
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空戦ジオラマがあったり、
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各国航空機模型展示があったり。
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2階はほぼ、航空史全般の展示になってまして、空を飛ぶ神仙図みたいなのやら、古代中国の火箭図等々、色々パネルやら模型やらが飾っております。

……しかしまあ、展示の端々に自国空軍への礼賛といいますか、国民党空軍への礼賛メッセージが込められております。まあ、『中正』航空科学館だしねぇ。
んでも国民党空軍の敵となると、必然的に大日本帝国の陸軍航空隊とか海軍航空隊な訳ですよ。
説明文の随所に見受けられる、「零戦を17機落とした、国民党空軍の被害は0機」みたいな歴史的正確さが多少あやぶまれる(まあ、こちらの読解能力に問題がある可能性も高いのですが。ちなみに解説文は英文と中文。)箇所に、日本人として少々居心地の悪さを感じつつ、展望棟へ移動。

展望フロアへはエレベーターで登るわけですが(階段で登れなくもないですが、個人的にはいつぞやの三沢航空科学館で懲りました。)、エレベーター内で、お孫さん?連れのご婦人に日本語で声をかけられまして、
「日本の方ですか?」
多少あわてつつも、はい、と返事をすると、
「東京からですか?」
あ、J氏は東京ですが、うちは岩手からです。
「岩手といいますと、北海道の?」
いえ、もうちょっと南で、
「仙台のあたり?」
惜しい、もうちょっと北で。
などとにこやかに世間話を。

台湾の人は割と親日的だと言いますが、朝日新聞あたりに言わせると、「大日本帝国の占領も差別的でひどかったけれど、そのあとにやってきた国民党政府がもっとひどかったので、昔はもうちょっとましだった、的な意味での親日だ。」とゆーことだそうです。
ですが、こーゆー接され方をしますと、国民党政府のせいばかりでもなくて、元々の気質のせいではないかとも思ったり。
まあ、「日本人が素晴らしいから好かれている」とかはかけらも思っておりませんが。

展望フロアはおおよそ180度視界が取れておりまして、南北2本の滑走路がきっちり見えます。
直下には庭園に置かれている地上展示機体がありまして、飛行機上面が見られるとゆーのもなかなか乙なもの。
Img_0139  

 

 
この展望フロアにいたのは、せいぜい二、三十分だったのですが、その間にも旅客機が離陸していきまして、子供が大喜びしております。
ですが、こちとらの真の目当ては台湾空軍機。
できればミラージュ2000Ⅴあたりが離陸するところでも見えないか、と思い、おそらく空軍基地のあるであろう南側ばかりを見つめておりましたが、結局何も見あたらず。

「あれは酸っぱい葡萄だ」と心に言い聞かせ?、展望棟を出て、周囲の庭園へ。
植え込みに囲まれて、めぼしいものだけでも、
RF-101A
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F-86
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F-5A、
Img_0176  

 

 
T-33
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F-104A、
Img_0187  

 

 
F-100A、
Img_0192  

 

 
等々(他、輸送機等もあり)が鎮座しております。

まあ、正直なところ、エンジンも載っていないし、多くは座席などもぼろぼろ、主脚も錆びておりますし、往事の威容がどの程度残っているのか疑問もあります。
ですが、F-100AやらT-33、F-5Aなんかは日本国内では見ることもできないであろう機体ですから、一見の価値はあるのではないかと。

ただ、この庭園、ネットやらの事前情報通り、植え込みが本格的に邪魔です。
うちはまあ、PowerShot S3ISにワイドコンバーターつけてましたから、そこそこ収まるような写真を撮れましたけれど、広角側が38mmあたりからのカメラでは厳しいんではないかと。
広角レンズは狭い室内撮影でも有利ですし、風景写真を撮るにも必須(と、個人的には思っております)。
航空祭やなんかでも、近距離から地上展示機の全身を撮れるので、画面に他の人やらが入り込むのを防ぎやすいですし。(このあたり、コスプレ写真を人混みで撮る時なんかも同様の事が言えそうです。撮ったことほとんどありませんが。)
何故にメーカー各社は広角28mmあたりからのズーム機をスタンダードなカメラにしないのかと。
最近はPanasonicとかCanonがぼちぼちとコンパクトデジカメでも広角側28mmからのズームレンズ採用してますから、だんだんと良い時代になってくるのかもしれませんが。(KodakはV570後継のV705を日本未発売にしちゃってますが。。。)
…しかし、このあたり、ちゃんとしたカメラマニアに読ますと噴飯ものなんだろーなー。「基本は50mmだ」とか「そんな広角じゃ画面が歪むだろう」とか。
ともあれ、S3ISに純正ワイドコンバーター付けると、標準状態36-432mmのレンズが27-324mmとなりまして、非常に使い勝手の良い距離になります(個人的には)。今回の台湾道中もほぼこの状態で通しておりました。
と、持ち上げたものの、実の所S3IS+ワイドコンバーターにも難点がありまして、ワイドコンバーターが前方にどーんと広がっている形状のため、内蔵フラッシュの光を邪魔してまして、画面内にワイドコンバーターの影がくっきりと残ってしまいます。
晴天の地上展示機撮影とかには問題ないのですが、暗めの室内、夜間の撮影などには難があります。
やっぱりスレーブ発光する補助フラッシュユニットとか買うべきかしら…。純正は高いし、やっぱりヒカル小町あたりかなぁ……。

ともあれ、ぐるっと地上展示機を撮影し、やたらと閑散とした売店(ミュージアムショップ、というのははばかられる)を覗き、航空科学館終了。
台北駅まで再び冷房の効きが良すぎる(つーても行きよりはましでしたが)バスに乗り、うつらうつらと……。 

(右往左往編3に続く)

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コメント

地上展示はベトナム戦争の頃に使われた気体が多いみたいですな。

投稿: さかい | 2006年10月25日 (水) 10時06分

展示機は台湾空軍が実際に使った機体のようで、
F-86なんかは
『台湾海峡上空で中国軍と交戦して、
コックピット脇の赤い3つは撃墜マークである。』
とゆー意味らしい説明文プレートが付いておりました。

投稿: BURAN(丹駒) | 2006年10月26日 (木) 21時40分

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